社会保険完備を正しく理解しよう

求人の広告で社会保険完備という記載を目にしますが、社会保険とは雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険の4つの事を指します。
雇用保険は失業の際に次の仕事が見つかるまでの決められた期間だけ、一定条件のもとで失業手当が支給されます。
また退職が会社都合か自己都合かによって支給期間に違いがあります。
次に労災保険は仕事中や通勤中のけがや病気に対して、治療費や治療のため働けない間の給料を補償する制度です。
万が一障害が残ってしまったり、死亡の際にも補償を受けることができます。
病気やけがをした時の制度の健康保険は、病院の窓口で保険証を出せば3割の医療費負担で治療を受けることができます。
その他に病気で休職時に期間限定で給与の一部が支給されたり、出産時の補償があったりします。
厚生年金制度は加入すると自動的に加入している国民年金に加えて、一般的に65歳から老齢年金が支給されます。
病気やけがの後遺症などで仕事に制限が起こった場合には障害年金、雇用者が死亡の時には遺族に対して遺族年金が支払われます。
働く者にとって様々な補償をしてくれる社会保険ですが、勤務年数や雇用形態によって補償の内容が変わってきます。
求人の際に提示されていた条件と実際の条件に違いがないかよく確認することが大切です。